1年を経過しなくても額の改定を請求できる場合

 

受給権を取得した日、または障害の程度の診査を受けた日のどちらか遅い日以降に、該当した場合に限り

ます。  

14の場合は、完全麻痺の範囲が広がった場合も含みます。


以前はは障害年金の権利が発生した日、または障害の程度の診査を受けた日から1年を経過しないと請求できませんでしたが、平成26年4月1日からは、下記表の1~22のいずれかに該当すれば、1年を経過しなくても請求できるようになりました。


現在、3級の障害厚生年金を受けている方のうち、1級または2級に該当したことがない場合、65歳すぎてからの請求は出来ません。

 眼・聴覚・言語機能の障害

両眼の視力の和が0.04以下のもの

両眼の視力の和が0.05以上0.08以下のもの

8等分した視標のそれぞれの方向につき測定した両眼の視野がそれぞれ5度以内のもの

両眼の視野がそれぞれ10度以内のもの、かつ、8等分した視標のそれぞれの方向につき測定した両眼の視野の合計がそれぞれ56度以下のもの

両耳の聴力レベルが100デシベル以上のもの

両耳の聴力レベルが90デシベル以上のもの

喉頭を全て摘出したもの

 肢体の障害

両上肢の全ての指を欠くもの

両下肢を足関節以上で欠くもの

10

両上肢の親指および人差し指または中指を欠くもの

11

一上肢の全ての指を欠くもの

12

両下肢の全ての指を欠くもの

13

一下肢を足関節以上で欠くもの

14

四肢または手指若しくは足指が完全麻痺したもの(脳血管障害または脊髄の器質的な障害によるものについては       当該状態が6月を超えて継続している場合に限る)

 内部障害

15

心臓を移植したものまたは人工心臓(補助人工心臓を含む)を装着したもの

16

心臓再同期医療機器(心不全を治療するための医療機器をいう)を装着したもの

17

人工透析を行うもの(3月を超えて継続して行っている場合に限る)

 その他の障害

18

6月を超えて継続して人工肛門を使用し、かつ、人工膀胱(ストーマの処置を行わないものに限る)を使用しているもの

19

人工肛門を使用し、かつ、尿路の変更処置行ったもの(人工肛門を使用した状態および尿路の変更を行った状態が6月を超えて継続している場合に限る)

20

人工肛門を使用し、かつ、排尿の機能に障害を残す状態(留置カテ-テルの使用または自己導尿(カテーテルを用いて自ら排尿することをいう)を常に必要とする状態をいう)にあるもの(人工肛門を使用した状態および排尿の機能に障害を残す状態が6月を超えて継続している場合に限る)

21

脳死状態(脳幹を含む全脳の機能が不可逆的に停止するに至った状態をいう)または遷延性植物状態(意識障害により昏睡した状態にあることをいい、当該状態が3月を超えて継続している場合に限る)となったもの

22

人工呼吸器を装着したもの(1月を超えて常時装着している場合に限る)